第六管区海上保安部が海難防止を目的としたリーフレット「六管区の安全通信」(8月号)を作成し、公開しました。
今回は“「ながら航行」は危険!スマホより、見張りが大事!”です。
以下、実際にあった事故例をご紹介します。
事故例①…「ながらスマホ」で死亡事故
貨物船と石材運搬船が衝突。衝突直前、貨物船長が「ながらスマホ」をしていたことが判明。
そのため、前方の石材運搬船に気付くのが遅れ衝突。
事故例②…「ながら携帯」で負傷事故
遊漁船が航行中、航路標識(灯浮標)に衝突。衝突時、遊漁船船長は携帯の操作に集中し、前方の見張りを行っていなかったことが判明。
衝突するまで航路標識に接近していることに気付かなかった。
どちらも、スマホや携帯に気をとられ、周囲の見張りや、危険の回避を怠ってしまったことにより招いた事故です。
船の航行中に限らず、歩いている時、自転車・自動車を走行時のスマホや携帯は、注意力が散漫になり危険です。
被害者・加害者にならないためにも、「ながら〇〇」の危険性を今一度、再認識していただけると嬉しいです。
毎回同じ文言になってしまいますが、
『見張りの徹底』と
『早期避航』の実践をお願い致します。
情報元:第六管区海上保安本部
(編集部:小田)